宝山コラム

2019.09.02

【新商品のご案内】秋限定酒がリニューアルしました。

皆さんこんにちは。

まだまだ暑い日が続き秋の気配は全くありませんが、この季節はやっぱりこのお酒。
今年は酒質もラベルもリニューアルして新しく登場です。

「宝山 純米原酒 ひとつ火 秋あがり」



何が変わったの!?

そう思った方おられますよね?

1つめは酒造りにおける発酵の際の最高品温と呼ばれる温度の変更。
醪の中で菌たちが働く(発酵する)とそれに伴い熱が生じ醪の温度が高くなります。
醪の温度が高くなるとさらに菌たちが活動しやすい環境となり発酵が進む。
酒造りの上で温度管理は非常に重要で温度が高すぎると味が出て旨味の強いお酒になりやすく、リスクとしては雑味もでてしまう恐れがあります。
温度を低く下げすぎても、今度は菌たちの働きが鈍り発酵が止まってしまう可能性もあります。

今まではだいたいですが最高品温13度と設定していましたが今期からは12度に変更。

え??

たった1度下げただけ・・・

と思いますよね。

それでも人間にとってのさほど変化のない1度も菌たちの世界では大きな1度となります。

2つめは貯蔵方法。
今まではサーマルタンクという温度管理のできるタンクで貯蔵していましたが、やはり温度管理できていても空気に触れてしまうとのことでの味の変化は大きく影響していたかと思います。
ですので今期からはオール瓶貯蔵での管理に変更。
全て冷房聞いた貯蔵庫で整地することでゆっくりと熟成させました。

最後にラベルのリニューアル。
一言で言えば、かなりシンプルにしました。
白ベースで黒文字の素朴なラベルを採用し、斬新なラベルにはしませんでした。
そして首かけに「秋あがりはじめました」の文字があります。
瓶の中で約半年間整地された状態で緩やかに熟成され静かにその時を待っていました。
そんな素朴さを表現したラベルになります。


最後に

実りの秋、これから食べ物が特に美味しく感じられる季節になっていきます。
大切な旬のこの時期を逃さない為、そして何より飲み手のあなた様が心から満足できる酒を造る為にはあ我々は全力を尽くします。
近頃、暑い時期が長く、初秋の涼しさが感じられるのもわずかな期間しか無いように感じます。
それでも、日本の四季は大切にし、その時々にあった酒を皆様にお届けいたします。
ぜひ、今年の秋をこの酒で感じてください。

商品ページはこちらから→https://takarayama-sake.co.jp/products/detail34.html

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