宝山コラム

2018.08.02

暑さに負けない為の対策を試みました。

久しぶりのコラムです。

暑い!
暑すぎるよ日本!

新潟も連日の30度を超える暑さが襲ってきている。
作業するにも土蔵の宝山酒造は、例年夏でも涼しいのが当たり前だったのが今年はとにかく暑い。
酒たちもびっくりしてると思う。(笑)

しかし、この暑さが今年だけでなく、来年再来年と続くとなるとなかなかピンチだ・・・
酒の管理が今までような管理方法では限界がくると思う。
酒は暑さや、光には強くない為、このままでは酒質に影響がでる恐れがある。

それだけは避けたい!
そんな想いで、突発的にかつ即行動と思い、先日不要な仕込みタンクを処分しました。

宝山酒造は全盛期で3000石(1升瓶で540,000本)もの日本酒を製造しておりました。

しかし、時代と共に製造量は減少、今や全盛期の10分の1程度の生産量となっています。
それなので、仕込みの時にすら不必要なタンクがいくつもあり、どうしてやるもんかと考えていました。
そこで処分を決断しました。
空いたスペースをお酒の貯蔵庫にして、より良い環境でお酒を管理できるようにしたいと思っての決断でした。


Before

宝山酒造の仕込み蔵は大小様々なタンクが16個あります。
タンクとタンクの間は人ひとりが何とか通れるくらいのスペースしかありません。
しかし、仕込み期間はMAX使っても7個くらいと半分は使っていない状態でした。


 
 
 徐々に・・・
 
 
 

 
 
 ゆっくりと・・・
 
 
 

 
 
 
出されていく・・・
 
 
 

 
 
 
蔵から外に出す時が特にギリギリ!
 
 
 
 

 
 
 大きいタンクがあれよあれよと運び出されていく
 
 
 

 
 
さすがプロだなと
 
 


After

じゃーん!!!

いいスペースができた♪
本当はマイナスまで温度落とせる大型冷蔵庫欲しいけど、そんなお金はないのでここで来期からは一部お酒を瓶貯蔵していきます。
(仕込み蔵は1年中冷房がきいています。)
仕込みも1から見直すし、まだ一部だけど瓶貯蔵で冷房のきいた場所で管理できるし、いい感じでお酒にとっての良い環境が整ってきた!

来期の酒造りが楽しみでしかない!
 
 
 

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